
※本記事は2024年7月23日に公開された記事を再編集して掲載しています。
Text and Photographed by 渡辺 文芽
夏はトマトがおいしい季節。生でそのままかぶりついたり、サラダに添えたりと、今の時季の食卓に欠かせません。
だけど、使いきれずに悪くなってしまったり、箱買いをしたけど食べきれなかった……なんてことありませんか?
実はトマトは、冷凍すると保存に便利で、さらにお料理にも大活躍するんです!
今回は筆者オススメの、冷凍したトマトを使った夏にぴったりのレシピを紹介します。
サクサク切れるので丸ごと冷凍できる!

トマトやミニトマトを冷凍するときは、洗ってからヘタをとり、丸ごとジップロックに入れて冷凍庫で凍らせればOK。

冷凍したときの保存期間の目安は3〜4週間ほど。凍ったままカットしたり、すりおろしたりできるので、必要な分だけ取り出して使うことができます。

また、凍らせておくと皮むきもカンタン。包丁で表面に少し切り込みを入れて皮を引っ張ると、スルーっときれいに皮をむくことができます。皮の食感が気になるときは、取り除いてから使ってくださいね。
冷え冷え!冷凍トマトとツナのそうめん
冷凍トマトを凍ったままそうめんのつけ汁に! キンキンに冷えたつゆが麺にからんで、食欲のないときにもツルツルっと食べることができる、筆者イチオシレシピです。

<材料(2人前)>
- そうめん…4束(200g)
- 冷凍トマト…1個(200g)
- 大葉…2〜3枚
- ツナ缶…1缶
- めんつゆ(3倍濃縮)…50ml
- 水…100m
- ごま油…大さじ1/2
- 白ごま…大さじ1
<つくり方>

1. そうめんはパッケージの表記に従って茹で、冷水でしめて水気を切っておく。冷凍トマトは凍ったままざく切り、大葉はせん切りにする。

2. ボウルに手順1の冷凍トマトと大葉、軽く汁気を切ったツナ缶、めんつゆ、水、ごま油、白ごまをボウルに加えて混ぜ、器に盛り付けてできあがり。
夏にピッタリ!冷たいトマトのカペッリーニ
イタリア語で “髪の毛” という意味を持つ細〜い「カペッリーニ」は、冷製メニューにオススメのパスタ。シャーベット状のトマトがカペッリーニに絡んで、さっぱりとさわやかな味わいを楽しめます。

<材料(2人前)>
- カペッリーニ…120g
- 冷凍トマト…1/2個(100g)
- 冷凍ミニトマト… 5〜6個(100g)
- モッツァレラチーズ(チェリータイプ)… 80g
- バジル…3〜4枚
- EXバージンオリーブオイル…大さじ2
- 塩…ふたつまみ
- 黒こしょう…少々
<つくり方>< strong>

1. カペッリーニはパッケージの表記に従って茹で、冷水でしめる。冷凍トマトは凍ったまますりおろし、冷凍ミニトマトは2〜4等分にカットする。

2. ボウルに手順1のトマトとモッツァレラチーズ、ちぎったバジル、オリーブオイルをざっくりと混ぜ合わせ、塩、黒こしょうで味を調える。カペッリーニを加えて混ぜ、器に盛り付けてできあがり。
シャリシャリ食感のガスパチョ
野菜たっぷりの「ガスパチョ」は夏バテ中にオススメのメニュー。冷凍トマトを使えば冷やす手間も省け、シャリシャリとしたシャーベットのような食感に仕上がります。

<材料(2〜3人前)>
冷凍トマト…2〜3個(400g)きゅうり…1/2本(50g)玉ねぎ…20g(1/10個分)パプリカまたはピーマン…20gレモン汁…大さじ1EXバージンオリーブオイル…大さじ1パン粉…大さじ1(※あればでOK)塩…小さじ1/3にんにく…少量バジル…飾り用(※あればでOK)
<つくり方>

1. 冷凍トマトと野菜はざく切りにし、材料を全てボウルに入れる。

2. ブレンダー(またはミキサー、フードプロッセッサーでもOK。どれも用意がない場合はすりおろす)で滑らかなピュレ状になるまで混ぜ合わせる。塩で味を調えて器に盛り付け、バジルをトッピングしてできあがり。
ひんやりトマトメニューで夏バテ解消!

冷凍トマトは保存に便利なだけでなく、凍ったまま料理に使えるので、冷凍庫にストックしておくのがオススメ。
ひんやりと冷たい冷凍トマトがあれば、今年の猛暑も乗り切れちゃいますよ〜!