
2023年8月25日の記事を編集して再掲載しています。
空白のバーには楽しくて便利な機能がいっぱい。
Googleでウェブサイトを検索するという行為は何気なく、日常の一部として行なっていることでしょう。
毎日膨大なアクセス数を稼ぐGoogleというこのウェブサイトでは、そのシンプルな検索バーから多くの機能を利用できます。
Googleのイースターエッグ、あるいは隠し機能としても知られるこれらの機能。たとえば、1998年のGoogle創業当時のデザインに変更できたり、「マインスイーパー」で遊べたり、楽器のチューニングができたりとさまざまな仕掛けや機能があります。
それらの中から、楽しい小ワザや便利なツールなど10の機能を紹介いたします。
1. サイコロを振る

入力ワード:「roll a die」「roll dice」「サイコロを振る」
まず、検索バーの小ワザとしてよく知られている「サイコロを振る」です。
よく見る6面のサイコロをはじめ、4~20面のサイコロを選べます。
「Roll」をクリックすれば何度もサイコロを振り直せます。地味に転がるグラフィックがあるのもいいですね。
サイコロをクリックすれば、サイコロの数を増やしたり減らしたりも可能。違う種類の複数のサイコロを振ったり、その合計を表示するなんてこともできるのです。
2. 文法チェック

入力ワード:「hogehoge check grammar」
次は、入力した文章の文法が正しいかを確認する「文法チェック」です。
確認したい文章に続いて「check grammar」と入力して検索することで、このツールを使えます。
文法が正しい場合は緑のチェックマークが表示され、間違いがある場合には、上記のように修正すべき部分をハイライトにて表示します。
ちなみにこの機能は、日本語の文章には対応しておりませんが、英文を作成するときにそれが正しいかどうかを確認できるため、便利です。
英文の文法チェックを使用する場合は、PCブラウザなら検索結果ページ右上の歯車マークの「クイック設定」から言語を英語に変更してください。スマートフォンのChromeアプリでは、三本線のスライドメニューから「言語」を選択し、こちらも英語に変更してください。
3. 水平器を使う

入力ワード:「水準器」「水平器」
とある表面が水平かどうか確かめたいときは、「水平器」として使うこともできますよ。
こちらは、スマートフォン版で使用できます。AndroidとiOSどちらもChromeアプリにて入力すればすぐに使用可能です。スマートフォンによっては、この機能をしようするための権限をChromeに与える必要があります。
スマートフォンを倒して背面から乗せるか、あるいは、スマートフォンを立ててその側面を利用してみてください。
4. 「パックマン」で遊ぶ

入力ワード:「パックマン」「pac-man」
世界的に知られるアーケードゲーム「パックマン」も今ではGoogleで遊べます。
検索結果に出てくるパックマンのグラフィック下にある「プレイ」をクリックすると、ポップアップウィンドウでゲームを遊べます。
操作は非常に簡単で、キーボードの矢印キーで移動させるだけ。
ちなみに、スマートフォン版でもパックマンをプレイできますが、個人的には、スワイプ操作でパックマンをやるのはなかなか難しく、諦めてPCブラウザでずっと遊んでいました。
5. 「ソリティア」で遊ぶ

入力ワード:「ソリティア」「クロンダイク」「solitaire」「klondike」
こちらもゲームです。クラシックなカードゲームである「ソリティア(クロンダイク)」が遊べます。
パックマンと同様、検索結果ページから「プレイ」をクリックしてすぐに遊べます。
ゲームスタート時に「やさしい」「難しい」から難易度を選択可能です。
スマートフォン版でプレイするとフルスクリーンでソリティアが表示され、レイアウトも変わります。個人的にはスマートフォンで遊ぶほうがやりやすかったです。
6. メトロノームを使う

入力ワード:「メトロノーム」「metronome」
楽器を使っている人、あるいは一時的に頭をクリアにしたい人のために、Googleではメトロノームも使えます。
BPM(1分間の拍数)を指定して再生ボタンを押すだけ。スタートすると再生ボタンがビートに合わせて動くので視覚的にも確認できます。
ビートはBPM40~218まで指定可能です。
7. 呼吸エクササイズによる瞑想

入力ワード:「呼吸エクササイズ」「深呼吸」
ストレスを感じている人の瞑想実践用の「呼吸エクササイズ」もあります。
1分間の簡単な深呼吸のガイドが表示されます。大きい再生ボタンを押すと呼吸がスタートし、簡易アニメーションにより「吸う」「吐く」をガイドしてくれます。
スマートウォッチの呼吸エクササイズになれていることもあって、バイブレーションでのガイドなどはないので少々物足りなく感じました。
8. 豆知識を読む

入力ワード:「I'm feeling curious」
こちらも、文法チェックと同様に言語が英語のみの機能となりますが、Google対して「興味がある」と伝えることで豆知識を披露してくれます。
Googleがクロールしたウェブサイトの中からランダムに一部を抜粋して表示されます。
試してみたところ「コアラは1日にどれくらいの時間眠っているのか」というトピックが出ました。

ちなみに、吹き出しのように出ている回答部分を、最近さらに賢くなったと噂のGoogle翻訳で日本語にしてみました。
このくらいの文量なら1画面に収まりますし、翻訳もほぼ正しいといえます。このように日本語にすれば知識としておもしろいものも多いですし、一方では英語の勉強にもなりますし、機能としてけっこういいんじゃないかなって思いますね。
9. タイマーとストップウォッチ

入力ワード:「タイマー」「ストップウォッチ」「timer」「stopwatch」「タイマー ◯分」「タイマー ◯時間」
まず、「タイマー(あるいはストップウォッチ)」と入力すると検索結果にタイマーツールが表示されます。
機能としては、スマートフォンアプリなどとほとんど同じのシンプルな機能で、時間・分・秒と数値を指定できます。あとは「停止」と「リセット」があるだけ。
ちなみに、検索バーに「タイマー 10分20秒」といった感じで入力すれば細かい時間指定も可能。ささっと入力して、パッとタイマーをスタートできるのでけっこう便利だと思いますよ。
10. コイントス

入力ワード:「コイントス」「コインを投げる」「flip a coin」
最後は、最もシンプルといってもいい「コイントス」です。
検索バーに「コイントス」と入力すると、コインを投げるグラフィックとともに表か裏が表示されます。あとはやり直しのボタンだけ。
ゲームの先攻後攻を決めるとき、あるいはなにか煮えきらない状況を解決するときに、これを使えばいいでしょう。
以上がGoogle検索バーに入力するだけで使える10の機能でした。
使ってみて思ったのが、このなかの機能には単独のアプリとして出ているようなものもあって、それをブラウザで検索バーに入力するだけで使えるのはサクッと使えていいな、と思いましたね。