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食べ物

桃が旬に特に甘くなる理由と美味しい選び方のコツ

KaiK.ai
07/10/2025 22:34:00

桃の季節になると、スーパーや八百屋の店頭にずらりと並ぶ桃。淡いピンク色と上品な香りが特徴で、そのまま食べても、スイーツにしても格別のおいしさを感じる果物です。そんな桃ですが、旬の時期に特に甘くなるのには、実はしっかりとした理由があります。そして、美味しい桃を選ぶためには、いくつかのポイントを知っているかどうかが大きな違いを生み出します。

まず、桃が一番美味しく、甘くなる旬の時期は一般的に6月下旬から8月中旬です。この時期には、日に日に気温が上がり、桃の実が太陽の光をたっぷり浴びて糖分をしっかり蓄えます。特に7月から8月上旬は、桃の収穫量も多く、最も糖度が上がる「最盛期」と言われています。旬がずれると、水分やシャキシャキした爽やかさはあっても、甘みが弱くなってしまうことがあるのです。

では、なぜこの時期に桃が特に甘くなるのでしょうか。桃の糖分は、木になっている間に光合成によって作られます。日の長い夏は、葉の働きが活発になり、たくさんの栄養が実に運ばれるため、結果的に糖度が高まります。また、日中の気温が高くても夜には涼しくなることで、果実中の糖分が消費されることなく維持されやすいのです。こうした気候条件が揃うことで、桃は甘みとみずみずしさを最大限に蓄えるのです。

ところで、美味しい桃を見極めるには、いくつかの大切なポイントがあります。まず見た目ですが、全体に産毛がふんわりとしていて、色ムラが少なく淡いピンクや緑色の部分があまりないものが理想です。桃が熟してくると色が均一に近づき、表面のうぶ毛もふわふわとしてきます。

次に触った感触も重要です。手のひらでそっと包み込むように持ってみて、あまりにも硬すぎず、ほんのりやわらかさがあるものは熟度がちょうどよいサイン。強く押すと傷みやすいので、指ではなく手のひら全体でやさしく触れるのがコツです。逆に、指で押した跡が残るほど柔らかい場合は、過熟の可能性が高いので注意しましょう。

香りも選ぶポイントのひとつです。鼻を近づけてみて、甘くて華やかな香りがしっかり感じられる桃は、熟していて糖度も高い証拠。匂いが薄かったり、青っぽい香りが混ざっていたりする場合は、まだ早熟の可能性があります。熟した桃は、部屋に置いておくだけで自然に香りが広がるものです。

意外と知られていないのが、お尻側を見て選ぶ方法。桃はおへそのような部分(底のくぼみ)が丸く深くなってくるほど、完熟に近いといわれています。ここが平らだったり、変色していないかもチェックポイントです。

重さもしっかりチェックしてみましょう。見た目の大きさの割りにずっしり重たい桃は、水分や糖分がしっかり詰まっているサイン。軽く感じる場合は水分が抜けていたり、時間が経ちすぎたりしている可能性があります。

購入後、食べるタイミングも美味しさの鍵です。桃は収穫後も熟成が進む果物です。すぐに食べない場合は直射日光の当たらない常温で保存し、食べる前に2~3時間冷蔵庫で冷やすとよりジューシーな食感が楽しめます。ただし冷やしすぎは風味が損なわれるので注意が必要です。

カットするときは、包丁を縦に一周させて軽くひねれば、きれいに二つに割ることができます。種の周囲がしっかり熟していて果汁が染み出してくるようなら完璧な食べごろです。

ちなみに、桃の品種によって味わいにも差があります。白桃は繊細な甘みが特徴で、果肉が柔らかいものが多いです。黄桃はしっかりとした甘みとコクがあるため、食べ比べてみるのもおすすめです。

食物繊維やビタミンCも豊富な桃は、毎日の健康にも嬉しい効果が期待できます。美容や疲労回復、利尿作用など嬉しい効能も色々。

また、和歌山県や山梨県、福島県など日本有数の産地によって、それぞれ旬の時期や独特の味の個性も楽しめます。産地ごとの違いに注目して選ぶのも面白いポイントでしょう。

これからの季節、旬ならではの甘くジューシーな桃をぜひ堪能してみてはいかがでしょうか。選び方を知っているだけで、今まで以上に美味しい桃を味わえるはずです。

桃の魅力を味わいつくす一助となれば幸いです。

提供元 KaiK.ai