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旅行

日本全国の美しい海岸線を巡るシーサイドロードの旅

KaiK.ai
30/10/2025 12:06:00

日本は四季折々の自然美を楽しめる国として知られていますが、その中でも特に心が躍るのが、海岸線を車やバイク、自転車で巡るシーサイドロードの旅です。青く澄んだ海と美しい砂浜、絶景の断崖、歴史ある港町など、多彩な魅力が日本全国のシーサイドロードには詰まっています。都心からアクセスしやすいスポットも多く、初めてのドライブや一人旅、カップルや家族旅行にもぴったりです。

太平洋側に目を向けると、千葉県の房総フラワーラインがあげられます。南房総の温暖な気候を活かし、春から初夏にかけて菜の花やポピーが道沿いを彩ります。館山から白浜まで続くこの道では、晴れた日には水平線の向こうに伊豆大島も望め、開放感に満ちたドライブが体験できます。

関東地方から少し足を伸ばすと、神奈川県の湘南エリアが人気です。国道134号線は江の島や鎌倉、葉山を結び、地元カフェやおしゃれな海辺のレストランも充実。潮風に吹かれながら江ノ電と併走する区間は、誰もが一度は走ってみたい憧れのルートです。

伊豆半島の海岸線は、日本でも屈指の絶景ドライブルートとして知られています。伊豆スカイラインや西伊豆スカイラインからは駿河湾を一望でき、夕日に染まる海はまるで映画のワンシーン。途中で立ち寄れる温泉地や新鮮な海の幸も魅力です。

さらに西に進めば、静岡から愛知、三重と続く東海地方の遠州灘沿いのルートがあります。浜名湖や渥美半島、伊良湖岬はサイクリストからも高い人気があり、季節ごとに異なる風景を楽しませてくれます。地元の貝やしらすなどのグルメも旅の大きな楽しみの一つです。

北陸地方に目を向ければ、能登半島の能登里山海道が挙げられます。日本海を左手に望みながら走る爽快なルートで、千里浜なぎさドライブウェイでは、なんと自動車で砂浜を走ることができます。海に沈む夕日や、灯台、伝統的な漁村も点在しており、写真好きな方にもたまらないスポットです。

日本海に沿ってさらに北上すると、新潟県から山形県の日本海東北自動車道があります。水平線の広がる景色が続き、春には海沿いの桜並木が見頃を迎えます。途中には古い港町も多く、市場やお土産店で地元の味覚を堪能するのもおすすめです。

関西地方には、和歌山県の白浜町から熊野古道へと続く海岸線ルートがあります。こちらでは歴史ある温泉地と自然の絶景の両方を楽しむことができます。円月島や白良浜の白い砂浜、そして太平洋のパノラマがドライブを特別な体験にしてくれます。

四国地方では、室戸岬や足摺岬を結ぶ海沿いの道が有名です。特に高知県の国道55号線は、荒々しい太平洋と切り立った断崖、緑の森が織りなす大自然の中を走るスリリングなルート。春にはツツジや桜が咲き誇り、夏は海水浴も楽しめます。

愛媛県では、しまなみ海道がサイクリストの聖地として国内外から注目を集めています。本州と四国を結ぶこのルートは、瀬戸内海の多島美と橋の建築美が絶妙に調和しており、島ごとに個性溢れるグルメや観光スポットも豊富です。

九州地方では、鹿児島県の開聞岳を望む指宿スカイラインや、宮崎県の日南フェニックスロードが人気。特に日南フェニックスロードは、南国特有のフェニックス並木と青い海のコントラストが美しく、ドライブ初心者にも優しいコースです。

また、長崎県の西海パールラインや雲仙グリーンロードも絶景の宝庫です。大小の島々を結ぶ橋を渡りながら、随所に展望台やカフェが点在し、ゆったりとした時間を過ごせます。

北海道の海岸線も見逃せません。オホーツク海沿いのオホーツクラインや、知床半島の海岸道路では、野生動物に出会えることも。夏の終わりから秋には海霧と幻想的な朝日が魅力です。

青森県の津軽国定公園内にある竜飛崎周辺の海岸線も、秘境感溢れるドライブが楽しめます。津軽海峡を望む高台や、海沿いの奇岩、そして冬には断崖をぬうように走る道路が絶景といえるでしょう。

沖縄本島では、東シナ海の美しいエメラルドブルーを望む海中道路や、古宇利島への橋が絶大な人気。ドライブ途中で潮風を浴びながらエメラルドグリーンの絶景を満喫できます。

全国のシーサイドロードでは、春夏秋冬それぞれの美しさが楽しめます。ドライブやツーリング、サイクリング、それぞれのスタイルで海岸線の魅力を体感してみてはいかがでしょうか。自然の景観だけでなく、地元ならではのグルメや文化も新たな発見につながるはずです。

安全運転を心がけ、地元のルールやマナーを守ることも旅の大事なポイントです。時には立ち止まり、海の音に耳を傾けながら、心ゆくまで日本の美しい海岸線を満喫してみてください。日本各地のシーサイドロードは、きっとあなたにとって特別な思い出となることでしょう。

提供元 KaiK.ai