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マットレスとベッドフレームの組み合わせ次第で寝心地が変わる?

KaiK.ai
30/07/2025 09:05:00

睡眠環境の快適さを左右する重要な要素のひとつが、マットレスとベッドフレームの組み合わせです。それぞれ単体でも寝心地に大きな影響を与えますが、実はこのふたつの相性次第で寝心地が劇的に変わることをご存知でしょうか。今回は、ホームグッズ選びの参考になるマットレスとベッドフレームの組み合わせについてご紹介します。

まず基本となるのは、マットレスのタイプに合わせたフレーム選びです。マットレスとひと口にいっても、スプリングタイプやウレタン、ラテックス、低反発など素材や構造はさまざま。例えば、コイルスプリング系マットレスは通気性に優れているので、すのこベッドとの相性が抜群です。すのこ構造が湿気を逃がし、マットレス内部のムレやすい環境を改善してくれます。

一方、低反発マットレスやウレタンマットレスは、通気がやや苦手とされています。このタイプと組み合わせる場合にも、やはりすのこベッドが定番。フラットな板だけのベッドフレームだと、湿気がこもりやすくカビの原因にもなります。日本の湿度の高い季節には特に注意が必要です。

マットレスの厚みも、良い組み合わせを作るうえで見逃せません。極端に厚いマットレスの場合、ベッドフレームの高さやデザインによってはベッド自体が高くなりすぎ、乗り降りのしづらさにつながることもあります。場合によってはフレームの脚を外してローベッド仕様にする工夫が必要です。

ベッドフレーム側にも、さまざまな種類があります。例えば、ヘッドボード付きのフレームは、リラックスして読書やスマホ操作を楽しみたい方に人気です。ただし、フレームが立ち上がっているぶん、マットレスのサイズ選びともバランスを考える必要があります。

また、すのこではなく金属製のメッシュ構造を採用したベッドフレームもあります。これは通気性と強度を両立したい人向けですが、ウレタンマットレスのような柔らかいものの場合、メッシュの感触が身体に伝わって寝心地が硬くなることも。必ず実際に触って、寝てみたうえで選びましょう。

畳に直置きするケースも最近注目されていますが、この場合は湿気対策がより重要になります。畳自体が呼吸はするものの、厚みや換気状態によってはマットレスの裏がカビてしまうことも。除湿シートの併用や、定期的な風通しがポイントとなります。

さらに、マットレスの種類によっては、メーカーが推奨するフレームタイプが指定されていることも見逃せません。保証や耐久性に影響する場合があるため、購入時には注意書きをよく確認しましょう。

寝心地に直接関わるのが、フレームとマットレスの“沈み込み”の相性です。硬いベッドフレームに柔らかいマットレスを置くと、マットレス本来のフィット感を存分に発揮できます。逆に、硬めマットレス×硬めフレームだと、全体的に沈み込みが少なくて腰痛対策にはよいですが、長時間だと圧迫感が出ることもあります。

寝返りを打つ頻度が多い人や、寝相に特徴がある人は、沈み込みすぎずしっかり支えるフレームがオススメです。たとえば、メッシュ系やすのこフレームなど、均等な支えを作りやすい構造が適しています。

意外と忘れがちなのが、マットレスとのサイズ感です。ベッドフレームが大きすぎるとマットレスが動きやすくなり、隙間に寝具が落ちやすくなります。逆に、小さすぎてマットレスが窮屈に収まると、マットレスに負荷がかかって寿命を縮めてしまうこともあります。

音や揺れもチェックポイントです。フレームの素材や組み立て方法によっては、寝返りを打つたびにきしみや揺れが生じてしまいます。静かな寝室で寝たい人ほど、フレームの安定感や接合部の構造を比較して選ぶとよいでしょう。

寝室のインテリアにこだわる方は、見た目やデザインも重要ですよね。ですが、デザイン重視でフレームを選ぶと、肝心の寝心地が損なわれる場合も。生活導線と使い勝手、そしてマットレスとの相性も忘れずに考えましょう。

収納スペースが欲しい方は、ベッド下が引き出しになった収納ベッドが便利です。ただ、収納部の通気が悪いものではカビが発生しやすくなるので、定期的なベッド下の掃除や除湿剤の使用もポイントです。

さらに、パートナーと一緒に使う人は、振動や音、マットレスの分割方法にも注目してください。連結フレームの場合、お互いの動きが伝わりにくい構造のものを選ぶと、より穏やかな眠りにつながります。

年齢や体重、体型によっても理想の組み合わせは異なります。体重が重い方はしっかり支えられるベッドフレームを、敏感な方は静音性や振動吸収性に優れたマットレスとフレームを選ぶとよいでしょう。

季節によっても、組み合わせの選び方は変わります。夏場は通気性重視、冬は保温性や断熱性を意識した素材や敷きパッドを併用することで、一年中快適な寝心地を維持できます。

最後に、マットレスとベッドフレームの最適な相性を探すには、実際に展示場やショップで寝てみる体験がいちばんです。ご自分のライフスタイルや体調、寝心地の好みに合った組み合わせをじっくり試してみてください。寝具の選び方ひとつで、日々の睡眠の質がぐっと変わるかもしれません。

提供元 KaiK.ai