◇J・D・バンス副大統領再登板の可能性…「包括的合意を成し遂げる」
CNNは、イランとの再交渉が成立した場合、J・D・バンス副大統領が再び交渉のテーブルにつく可能性が高いと報じた。実務陣ではなく最高位層が再び対面するのは、意見の折衷ではなく「結論」を念頭に置いた布石だという解釈が出ている。
実際にバンス副大統領はこの日、ジョージア州で開催された右派団体「ターニングポイントUSA」の行事に出席し、「大統領は小さな合意(small deal)を望んでいない」とし、「彼はグランドバーゲン(grand bargain=重大で包括的な合意)を作りたいと考えている」と述べた。続けて、イランとの1回目の交渉が決裂した背景については「大統領はイランが核兵器を持たない合意を真に望んでいるからだ」と説明した。
これに先立ち、トランプ大統領もニューヨーク・ポストとのインタビューで「私は彼らが核兵器を持つことはできないと言い続けてきた。したがって『20年』という(ウラン濃縮中断)期間は気に入らない」とし、「イランに勝利したと感じさせたくないからだ」と述べていた。
米国側は前回の1回目の交渉時、既存の条件だった「イランのウラン濃縮権限の永久放棄」から一歩退き、「20年間の濃縮中断」を要求したとされる。これに対しイランは5年を逆提案し、結局交渉は決裂した。
◇イラン・イスラエルが呼応…停戦延長の可能性も浮上
交渉再開の可能性が拡大する中、ブルームバーグ通信はこの日、消息筋を引用して、イラン内部で米国のホルムズ海峡逆封鎖措置を一時的に受け入れ、当面の間、ホルムズ海峡を通じた輸送を中断する案を検討していると報じた。
対話の動力を維持するため、海峡で発生しうる軍事的衝突の可能性を最小化しようとする措置とみられる。実際にウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は米国当局者を引用し、封鎖2日目であるこの日、20隻以上の商船が海峡を通過したと伝えた。これまで「戦争は終わっていない」として事実上イランとの交渉に非協力的だったイスラエルも、この日ワシントンで米国の仲介の下、レバノンと33年ぶりにハイレベル会談を開き、直接停戦交渉を続ける案に合意した。
ロシアのRIAノーボスチ通信はアラブ圏の消息筋を引用し、米国とイランが今月21日に満了予定の停戦期限を延長し、交渉時間を十分に確保する案が議論されていると報じた。