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中東危機でアフガン通過便5倍に=タリバン歳入増か、年110億円超

【ニューデリー時事】中東情勢の悪化でイラン領空を避け、アフガニスタン領空を通過する国際便が増えている。地元メディアによると、アフガン通過便は推定週2000便に上り、1年前と比べ約5倍となった。

航空機の航路を追跡するサイト「フライトレーダー24」によれば、欧州とアジアを往来する国際便はイラン上空を避け、アフガンやサウジアラビアの上空を飛んでいる。

アフガンのイスラム主義組織タリバン暫定政権は航空各社に、「領空通過料」として1便当たり700ドル(約11万円)の支払いを要求している。週2000便が続けば1年間で約7280万ドル(約115億円)となる計算で、財政難にあるタリバンにとって貴重な収入となる。

日本を含む他の国も航空管制サービスを提供する対価として同様の料金を徴収している。ただ、アフガンは航空管制が機能しておらず、航空機同士が互いに高度や位置などを伝え合い、衝突の危険を回避していると報じられている。

アフガン通過便増加の背景には、イラン情勢に加え、ウクライナ侵攻に伴いロシア上空の飛行が回避されている事情もある。ただ、アフガンも越境テロの取り締まりを巡って隣国パキスタンと軍事衝突が起きており、必ずしも安全とは言えなさそうだ。

提供元 Jiji