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米保守内紛 トランプ氏、対イラン攻撃に反対する右派コメンテーターを非難

【ワシントンAFP=時事】ドナルド・トランプ米大統領は9日、対イラン軍事作戦を批判する著名な保守系コメンテーターを激しく非難し、注目を集めようとする「頭がおかしい人」と呼んだ。≪写真は、米アリゾナ州グレンデールで開催されたタッカー・カールソン・ライブツアーで、インタビュー終了後にタッカー・カールソン氏〈右〉と握手を交わすドナルド・トランプ元大統領〈当時〉≫

トランプ氏は500ワード近いソーシャルメディアへの投稿でかつての盟友たちについて、「彼らは愚か者だ。本人も家族も、そして誰もがそれを知っている!」と述べた。

標的となったのは、元FOXニュースの司会者で現在は独立系ポッドキャスターとなっているタッカー・カールソン氏とメーガン・ケリー氏、そして同じくポッドキャスターで著名な陰謀論者のキャンディス・オーウェンズ氏とアレックス・ジョーンズ氏だった。

4人全員が、トランプ氏が反戦という選挙公約を反故にしたことを批判。また程度の差こそあれ、イスラエルの圧力に屈して対イラン攻撃に踏み切ったとことも批判してきた。

4人によるトランプ氏批判は、対イラン軍事作戦をめぐる米保守派の分裂を浮き彫りにしている。保守派の分裂は、11月に中間選挙を控えるトランプ氏率いる共和党にとって、大きな政治的リスクとなり得る。

トランプ氏は、「彼らには必要な資質がない。生まれつきなかった! 全員がテレビから追放され、番組を失い、誰にも関心を持たれないからテレビに呼ばれることすらない。彼らは頭がおかしいトラブルメーカーで、『タダ』で安っぽい宣伝のためなら何でも言う!」とこき下ろした。

4人全員がトランプ氏の「米国を再び偉大に(MAGA)」運動の支持者だが、何人かは以前からトランプ氏と確執があった。

2016年米大統領選で、当時FOXニュースの司会者だったケリー氏は、億万長者の実業家でリアリティー番組のスターだったトランプ氏に対し、同氏による過去の女性蔑視発言について質問した。

トランプ氏は長年の宿敵であるコメディアンのロージー・オドネル氏に関するジョークで切り返した後、ケリー氏がそのような厳しい質問をしたのは生理中だったからだと示唆するような発言をして物議を醸した。

トランプ氏は当時、「彼女の目から血が出ていたのがわかるだろう。どこからともなく血が出ていた」と述べた。

トランプ氏は9日、この騒動に言及し、ケリー氏が「今や悪名高い」質問を「意地悪く」投げかけたと述べた。

さらに、他の3人に対しても個人攻撃を仕掛け、カールソン氏が大学の学位を取得していないことを非難し、フランスのブリジット・マクロン大統領夫人がオーウェンズ氏に対する名誉毀損(きそん)訴訟で勝訴することを願い、ジョーンズ氏は学校銃乱射事件をでっち上げだと呼んだことで破産するに値すると述べた。

オーウェンズ氏はフランス大統領夫人のブリジット氏は男性だと主張している。

トランプ氏は9日、「実際、私にとってフランス大統領夫人はキャンディスよりもはるかに美しい女性だ。比べ物にならないほどだ!」「これらのいわゆる『識者(コメンテーター)』たちは負け犬だ。一生負け犬だ!」と記した。

これに対しオーウェンズ氏はX(旧ツイッター)で、「おじいちゃんを老人ホームに入れる時が来たのかもしれない」と述べた。

一方、ジョーンズ氏はXで、「私はもはやトランプ氏を支持していないことを明確にしてきた。そして、私が彼とは一切関係がないことを明確にしてくれたことに、とても感謝している」「新しいトランプは、古いトランプの腐りかけた抜け殻だ」と述べた。【翻訳編集AFPBBNews】

提供元 Jiji