ミランがパルマの鈴木彩艶の動向を引き続き注視しているようだ。
昨シーズンに加入したパルマで正守護神としてセリエA残留に貢献した鈴木。この活躍を受け、今夏にはナポリやチェルシー、ウェストハムなどからの関心が届いたが、最終的に残留して今シーズンを迎えた。そんな同選手は、難しい戦いの続くチームの中で昨シーズンを凌ぐパフォーマンスを披露している。
先週末に行われた敵地でのジェノア戦では、至近距離からのシュートをセーブしたり、後半アディショナルタイムのPKをストップしたりと大活躍。数的不利に陥ったチームに勝ち点1をもたらす立役者となった。
そんな鈴木に対して、ミランが関心を寄せている模様。イタリア『calciomercato.com』によると、同クラブは日本代表GKが大活躍したジェノア戦でスカウティングしており、実際にテクニカルディレクターのジェフリー・モンカダ氏がスタジアムを訪れていたと伝えられている。
昨シーズンの低迷からの巻き返しを目指すミランは今季、ここまでセリエA首位に立つ。中でも、守護神マイク・メニャンが複数の決定機を凌ぐなどの活躍を見せている。しかし、同選手の現行契約は来夏に満了を迎え、依然として契約更新には至っていないことから、今シーズン終了後の去就が不透明なままだ。
ただし、鈴木獲得は一筋縄ではいきそうもない。同選手に対しては引き続きチェルシーなどのプレミアリーグ勢が関心を寄せており、パルマは最低でも2500万ユーロ(約44億円)を移籍金として要求すると報じられている。