menu
menu
スポーツ

久保建英がキャリア初のタイトル獲得!レアル・ソシエダ、アトレティコをPK戦の末に下して5年ぶり4回目の国王杯優勝を果たす

Mirai Aira
18/04/2026 20:14:00

【欧州・海外サッカー ニュース】レアル・ソシエダがコパ優勝を果たした。

18日のコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)決勝アトレティコ・マドリー対レアル・ソシエダは2-2で120分間を終え、PK戦4-3でソシエダが2021年以来通算4回目の優勝を果たした。ソシエダの日本代表MF久保建英はベンチスタートとなり、88分から出場している。

今季のコパ決勝ではスペイン首都に拠を構えるロヒブランコ(赤白)と、バスク州ギプスコア県のブランキアスール(青白)が激突。舞台は1999年の世界陸上のために建設されたアンダルシア州・セビージャ県のスタジアムで、近年はスペイン代表の試合が多く開催されているカルトゥハだ。両サポーター2万7000人ずつがスタジアムで応援し、さらにチケットを持たない約3万人のサポーターもセビージャの町に集結している。まさに一つのお祭り騒ぎである。

試合はキックオフからわずか14秒後に動く。ソシエダがいきなり先制点を決めたのだ。GKマレーロが左サイドにフィードを送ると、バウンドしたボールの高さにジュリアーノが届かず。跳び上がったジュリアーノの背後でボールを受けたゲデスがクロスを送り、バレネチェアがヘディングシュートでGKムッソを破っている。

だが、ビハインドを負ったアトレティコも負けてはいない。ジュリアーノ、グリーズマン、フリアン・アルバレス、ルックマンを前線に揃える攻撃はやはり強力で、18分には同点に追いつくことに成功した。グリーズマンの横パスをペナルティーエリア浅い位置で受けたルックマンが左足でシュート。地を這うボールが枠の右に収まった。この冬の市場でアタランタからアトレティコに加入したルックマンは、すでに7ゴール3アシストを記録と凄まじい適応力を示している。

スコアがタイに戻った後は、攻守が激しく入れ替わる展開に。互いに決定機を生み出せないまま時間は経過していくが、前半終了間際、ソシエダが追加点を記録する。43分、ペナルティーエリア内に送られたボールにゲデスが頭で合わせようとし、両手を突き出したムッソと激突。アルベロラ・ロハス主審がPKを指示した。PKを蹴るのはもちろん、スペイン、ひいては世界屈指のPKキッカーであるオヤルサバル。ソシエダ主将は見事ムッソの逆を突き、枠の左にグラウンダーのシュートを沈めている。試合は1-2で折り返した。

迎えた後半は、またも追いかける側となったアトレティコが攻めに出て、ソシエダが堅守速攻で対応する。アトレティコのシメオネ監督はスルロットやバエナを投入するなどして、何とかソシエダの堅守をこじ開けようとするも、ゴールを奪えず焦りを募らせていく。シメオネ監督はサポーターを煽り、カルトゥハには「アトレーティ! アトレーティ!」のチャントがこだましている。

そして83分、アトレティコのエースの一撃が炸裂した。アルマダの横パスをペナルティーエリア浅い位置で受けたフリアン・アルバレスが、利き足とは逆の左足のシュートでネットを揺らした。試合は土壇場で2-2の同点に。アトレティコのサポーターはここからさらに勢いづき、彼らの声がソシエダの声援を押しつぶすようにスタジアムに響くようになった。ソシエダのマタラッツォ監督は流れを変えるべく、88分に5枚目の交代カードを切り、久保をピッチに立たせる。だが、その後も地力で勝るアトレティコがペースを握り続け、ソシエダが同点を守り切る形で後半は終了のホイッスル。試合は延長戦に突入している。


延長戦前半もアトレティコがボールを保持し、ソシエダが速攻で対抗する展開。久保を加えたソシエダの攻撃は鋭さを手にし、97分には久保も交えた展開からオスカールソンが決定機を迎えるも、これはムッソのセーブに弾かれる。一方のアトレティコは100分、フリアン・アルバレスがミドルでゴールをうかがったが、こちらは左ポストに直撃した。延長後半は疲労もあってか、互いにリスクを冒すことを恐れ、クロスやロングパスを中心とした攻撃に終始。結局、明確な決定機は生まれないまま15分が過ぎ、決着はPK戦に委ねられている。

PK戦はソシエダサポーターが陣取る方のゴールで、アトレティコの先攻によって行われることに。1本目、アトレティコはスルロットのシュートをマレーロに止められ、対してソシエダはソレールが成功。2本目、アトレティコはフリアンが叩いたボールもマレーロに弾かれ、一方ソシエダのオスカールソンのシュートはムッソがセーブしている。

3本目と4本目、アトレティコはニコ・ゴンサレスとアルマダ、ソシエダはスチッチとアイエンがそれぞれ成功。運命の5本目、アトレティコのバエナもネットを揺らしたが、ソシエダのパブロ・マリンもシュートを左上隅に突き刺して、ソシエダがPK戦4-3でコパ優勝を飾っている。

ソシエダはこのタイトル獲得で来季ヨーロッパリーグ出場が確定。今季前半戦には降格圏まで勝ち点2差まで迫るなど絶不調だったが、2026年1月からマタラッツォ監督が指揮を執ると一気に上昇気流に乗り、コパ優勝にまで届いている。久保は出場時間も短く、本人が苦手と語るPK戦にも参加しないなど不完全燃焼だったかもしれないが、それでもFC東京でのプロデビューから8年半を経て、キャリア初のタイトル獲得を果たした。


提供元 KaiK.ai