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カムチャッカ半島で火山が500年ぶりに噴火

05/08/2025 17:00:00

ロシアのカムチャッカ半島にある火山がおよそ500年ぶりに噴火した。ユーラシア大陸北東部の同島で 7月30日(水)にマグニチュード8.8の地震が発生、その数日後となる今月2日(土)にクラシェニニコフ火山が活動を開始し火山灰の雲が空に舞い上がった。

クロノツコエ湖の南に位置するクロノツキー自然保護区にある同火山は探検家ステパン・クラシェニニコフにちなんで命名、アメリカのスミソニアン博物館のグローバル火山プログラムによると最後に噴火したのは1550年頃だという。

同火山には直径約12キロメートルの大きなカルデラがあり、2つの円錐が重なり合いそれぞれの頂上にクレーターが存在する。今回の火山灰は人々が住む地域には降っておらず火山上空の噴煙が太平洋に向かって東進している状況だ。

また噴火に伴い、マグニチュード7.0の地震が発生し同島の3つの地域に津波警報が発令されたが現在は解除、非常事態省はこう発表している。「噴煙は火山から太平洋に向かって東に広がっています。噴煙の進路上に人口密集地はなく、人が住んでいる地域での降灰も記録されておりません」

提供元 KaiK.ai